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ろうそくについて

■ろうそくについて(ミルトスのサイトより)

 昔、どの家も毎夜家を照らすためにろうそく(またはランプ)が点されていました。大体平均的な家は2部屋からなり、通常1つのろうそくを部屋から部屋に移動して必要な部屋を照明していました。しかし金曜日だけは2本のろうそくが使われました。それはろうそくを運ぶことが安息日のため禁じられたからです。

 8世紀までは特にろうそくへの祝祷はありませんでしたが、ユダヤ教にカライ派という分派が生まれ、安息日での明りの使用を全面的に禁じることを主張したために、タルムード派(ユダヤ教の主流派)はそれに対抗してろうそくを点し、祝祷を唱えることを制定しました。

 ろうそく点火のしきたりについて、別の説明があります。エステル記8:16の「ユダヤ人には光と喜びと楽しみと誉れがあった」に由来するというものです。ユダヤ民族抹殺を計画したペルシアの悪大臣ハマンに勝利した物語がエステル記ですが、主人公のエステルやモルデカイが救いを「光と喜び」で祝った故事から、あらゆる祝い事(安息日、祭日、結婚式等々)に、ろうそくが点されることになったそうです。

 2本用いられる理由はすでに述べましたが、まだその他の理由があります。安息日について聖書が「安息日を記憶せよ」(出エジプト記20:8)と「安息日を守れ」(申命記5:12)と2カ所でのべているからだという、聖句に結びつけた説明です。

 実際には、何世紀もの間にいろいろの慣習が各地で各家庭で生まれています。例えば、メノラーの7本の燭台に準じて7本のろうそくを点したり、あるいは家族の人数だけのろうそくを点したりします。

 安息日のろうそくを点すのは主婦の役目です。

 伝統的な説明はタルムード(シャバット項31b)にありますが、聖書学者ラシーはつぎのように注解しています。

 エデンの園においてエバが蛇に誘惑されて、禁断の木の実を食べた。こうして人類の堕落は女より始まったので、消えかかった世の光を回復するのは婦人の義務とされ、したがってろうそくの火を点すのは婦人に課せられた義務であると。

 ただし、家庭に主婦がいないとき(病気とか出産とか旅行中)、男性が代わってやります。独身の男性、女性の場合も自分で安息日のろうそくを点します。

 ユダヤ教では、通常祈り(祝祷)はその行為がなされる前に唱えられるのが定めです。たとえば、聖書を読む前に祝祷を唱え神に感謝してから読むとか、ブドウ酒を飲む前に祝祷を唱えてから飲むとか、祝福の恵みを受け取る前に祈りをささげるのです。ところが、安息日のろうそく点火は例外です。これには律法の解釈の問題がからんでいます。

 つまり、もし先にろうそく点火の祈りをしますと、その時点から安息日がやってきてしまいます。そして次に点火すると、安息日に火を焚いてはならないという律法に違反することになります。したがって、火をつけるほうを先にするわけです。

 どうも理屈っぽくなりますが、ユダヤ人の慣習の由来を知って面白くもあります。

■ろうそくについて(ミルトスのサイトより)
★『やさしいユダヤ教Q&A』(ミルトス)もご参照ください★

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